もうすぐおじさんのごはん簿

日々の料理メモと、たまに大喜利

妄想シチュエーション

妄想のしめ鯖定食

また同じ話をしている。 駒崎はうんざりした気持ちで声の主を見やった。パソコンの画面の中で上司が会議の締めのコメントをとうとうと述べている。「マクロとミクロの視点を持て」、「競合他社との差別化を意識しろ」・・この上司は毎週同じ話をしていると陰…

妄想の天ぷら定食

一郎は今日も22時過ぎに帰宅した。 仕事場から自転車で10分ほどの距離にあるアパートの2階の一番奥にある部屋には、住み始めて何だかんだで3年が経とうとしている。アパートなので入口にオートロックも勿論なく、女性は滅多に見かけないがお婆さんが1階に住…

妄想のオムライス

とんだ誤算だった。 自分のここまでの人生は人並み以上のモノだったという自負はある。商社マンの父親と、授業参観では他の生徒がうらやむ綺麗な母親。裕福な家庭で育ち、夏休み恒例のワイキキの別荘への旅行のおかげで、ハワイの土地勘は日本以上にあるかも…